春告げ鳥のさえずり

日々と思考と、きっと愛

予感

見えないことは 怖くなる

不安が膨れて 動悸がする

手の先が冷えて すっかり自信もなくなる

 

鼓動に尋ねて 祈りに変える

鼓舞する脈動に ややぁと苦笑する

私の身体はこれっぽっちも天寿全うを疑ってやしないのだ

 

ほら、霧が霞んで白んできた

山の上は光を放ち ほんのりまあるい太陽が 厚い雲の奥から照らしている

 

貴方は間違えっていないのだと言われている気がした

私の方向は間違えてはいないのだと思えてしまった

 

ただ少し 見失っていただけ

この心臓と同じ

変わらずずっとそこにいたのだ